まとめ買いを1回に絞った週|20代ひとり暮らしの家計簿モデルケース(第3回)

こんにちは、にゃんこです。家計簿モデルケース連載の第3回をお届けします。
はじめにお伝えしておくと、この連載に出てくる家計簿は実在の家計ではありません。「20代・ひとり暮らし・会社員」という条件を決めて組み立てた、架空のモデルケースの記録です。実在の個人の家計簿ではありませんので、その前提で読んでいただけたらうれしいです。
前回は9月8日から14日までの1週間を追いかけました。今回はその続きで、9月15日から21日までの7日間の記録になります。前回の終わりに書いた3つの「来週試すこと」が実際にどうなったのかも、あわせて見ていきます。
今回のモデルの設定
- 20代の会社員、ひとり暮らし
- 収入は月25万円という設定
- 平日のお昼は社員食堂、朝と夜は基本的に自炊
- 食べる量は多めで、ご飯はだいたい大盛り
- 趣味は音楽で、動画のサブスクにも加入している
設定は第1回から変えていません。比べる相手がいないと数字の意味が分かりにくくなるため、条件は動かさないまま記録を続けています。記録のとり方も同じで、使った日を基準にその日の支出を書き出す方式にしています。
今回の7日間には、ひとつだけ特別な事情がありました。9月21日の月曜が敬老の日で、社員食堂が休みだった点です。平日のお昼が社員食堂という前提が1日だけ崩れた週になりました。
9月15日から21日までの記録
| 日付 | 食費 | 趣味費 | 主な内訳 |
|---|---|---|---|
| 9/15(火) | 1,364円 | 0円 | 社員食堂650円、鶏むね肉と長ねぎと豆腐の買い足し714円 |
| 9/16(水) | 1,290円 | 0円 | 社員食堂650円、卵とキャベツともやしの買い足し502円、チーズ蒸しパン138円 |
| 9/17(木) | 1,146円 | 0円 | 社員食堂650円、味噌と玉ねぎの買い足し496円 |
| 9/18(金) | 1,900円 | 0円 | 社員食堂650円、ラーメンと半チャーハンのセット1,250円 |
| 9/19(土) | 2,708円 | 0円 | 食材のまとめ買い2,708円。外食はなしで三食とも自炊 |
| 9/20(日) | 0円 | 0円 | 追加の買い物なし。三食とも前日の食材でまかなった |
| 9/21(月・祝) | 2,184円 | 0円 | とんかつ定食1,180円、肉と卵と豆腐の買い足し1,004円 |
1週間の食費は10,592円でした。趣味費は0円だったので、合計も同じ10,592円になります。前回は食費が11,398円、趣味費が1,280円で、合計は12,678円でした。
合計の差は2,086円の減少です。ただこのうち1,280円は、動画のサブスクの決済日が前の週に入っていたことによる差でした。毎月10日が決済日という設定なので、今回の7日間には1円も出てきません。食費だけを比べると806円の減少にとどまります。
中身を分けてみる
食費の10,592円を、買い方の種類ごとに足し直してみました。
- 平日の買い足しと祝日の補充(15日・16日・17日・21日の4回) 2,716円
- 食材のまとめ買い(19日の1回) 2,708円
- 社員食堂(15日から18日の4日分) 2,600円
- 社員食堂以外の外食(18日のラーメンと21日のとんかつ) 2,430円
- 間食(16日のチーズ蒸しパン) 138円
割合にすると、買い足しが約26%でわずかに最大でした。次いでまとめ買いが約26%、社員食堂が約25%、外食が約23%と続きます。残りは間食の約1%です。前回はまとめ買いが約40%で頭ひとつ抜けていましたから、今回は4つの項目がほぼ横並びになった形になりました。
まとめ買いは1回に集約された
19日の土曜のまとめ買いは2,708円でした。内訳を大きく3つに分けてみました。肉類が1,078円で、朝食の常備品が802円。野菜は672円という構成です。肉類は豚こま300グラムの580円と鶏もも肉2枚の498円で、1回の買い出しとしては前回より肉の比重が高くなっています。
朝食の常備品にあたる食パン・牛乳・ヨーグルト・バナナは、まとめて802円でした。前回はこの4品が平日の買い足しとして2回に分かれて出てきていた項目です。今回は土曜の買い出しに合流しています。
買い足しは4回に増えた
買い足しは15日に714円、16日に502円の2回。さらに17日に496円、21日に1,004円の2回で、合わせて4回でした。前回は2回で1,340円でしたから、回数は2倍、金額は1,376円の増加です。
1回あたりの金額を見ると、前回が約670円で今回が約679円でほぼ同じでした。増えたのは単価ではなく回数のほうだったことになります。15日は鶏むね肉で、16日は卵。17日は味噌と玉ねぎでした。どれもその日に必要になったものを1品か2品だけ買っている形です。
外食は回数が同じで金額が増えた
社員食堂以外の外食は2回で2,430円でした。前回も2回で2,050円だったので、回数は変わらず金額だけが380円増えています。1回あたりでは約1,025円から約1,215円へと上がりました。
内訳は18日の金曜の夜がラーメンの麺大盛りと半チャーハンのセットで1,250円、21日の祝日のお昼がとんかつ定食で1,180円でした。前回の内訳は定食屋の1,200円と牛丼の特盛セットの850円です。850円という低い側の1回が、今回は1,180円に入れ替わった計算になります。
気づいたこと
前回の「来週試すこと」はどうなったか
前回の終わりに、このモデルは3つのことを試すと書いていました。買い足しを火曜の1回に絞ってまとめ買いを土曜に集約すること、食費0円の日を週2日つくること、社員食堂以外の外食を週2回までに抑えることです。結果は項目ごとにはっきり分かれました。
まとめ買いの集約はできていました。19日の土曜の1回だけで、前回のように週の途中で買い出しに行った日はありません。18日の金曜のメモには、食パンとヨーグルトとバナナが切れたけれど買い足しは我慢して翌日に回した、と残っていました。
一方で買い足しを火曜1回に絞るほうは、達成できていませんでした。15日の火曜に加えて16日と17日にも寄っていて、21日にも肉と卵と豆腐を買っています。土曜のまとめ買いで肉を2種類しか買わなかったため、週の前半で在庫が尽きた形でした。
食費0円の日は20日の日曜の1日だけで、目標の週2日には届きませんでした。外食の週2回までは、18日と21日の2回でちょうど上限どおりに収まっています。3つのうち達成できたのは外食の回数と、まとめ買いの集約の半分という結果でした。
まとめ買いを1回に絞っても食材費はほぼ同じだった
今回いちばん意外だったのがここです。まとめ買いと買い足しを合わせた食材費は5,424円で、前回の5,850円から426円しか減っていませんでした。まとめ買いの回数を2回から1回に減らしたのに、合計はほとんど動いていない形です。
まとめ買いは4,510円から2,708円へと1,802円減りました。その代わりに買い足しが1,340円から2,716円へと1,376円増えています。減った分のほとんどが、買い足しのほうへ移った計算になります。
買い出しの回数をまとめること自体が、食材費を押し下げるわけではなかった。今回の数字からはそう読み取れます。1回で週の分を買い切れなければ、足りない分はその都度の買い足しとして出てくるためです。
祝日で社員食堂が休みになった影響
社員食堂の合計は2,600円で、前回の3,200円から600円減りました。1日あたりは650円で変わらず、日数が5日から4日へ減ったことによる差です。21日が敬老の日で社員食堂が休みだったためです。
ただしその日のお昼が無料になったわけではありません。21日のお昼はとんかつ定食の1,180円でした。社員食堂なら650円だったところが1,180円になったので、1食で530円の増加です。社員食堂が1日休むと、その分の支出はむしろ増える方向に動いていました。
金曜の数字が3週で行き来している
金曜だけを3週ぶん並べてみると、動きがはっきり出ていました。第1回の9月4日は居酒屋に寄って2,100円、第2回の9月11日は自炊にして1,230円、今回の9月18日はラーメンのセットで1,900円です。
前回の金曜に870円下がったのは、外食をやめて生姜焼き丼を自炊したためでした。今回また上がったのは、外食に戻ったからです。金曜に外で食べるかどうかという1回の選択が、そのまま数百円の差として記録に残っていました。
出勤した日のほうが安く収まった
社員食堂を使った4日間の食費は5,700円で、1日あたり約1,425円でした。休みだった19日から21日の3日間は4,892円で、1日あたり約1,631円です。出勤した日のほうが1日あたり約200円安く収まりました。
前回は平日が1日あたり約1,634円、週末が約1,615円でほぼ同じでした。今回差がついたのは、まとめ買いの2,708円が土曜に入ったことと、祝日のお昼が外食だったことの2つが重なったからです。買い出しの日が週のどこに来るかで、この区切りの意味は毎週変わってしまうようです。
趣味費が1円も出てこなかった
今回の7日間は、趣味費が0円でした。動画のサブスクは毎月10日が決済日という設定なので、15日から21日の区切りには入りません。前回は10日が含まれていたため、1,280円が計上されていました。
月に1回だけ出ていくお金は、週で区切ると出てくる週と出てこない週に分かれます。週ごとの合計だけを横に並べると、この差が節約の成果のように見えてしまいます。今回の合計が2,086円減ったという数字も、半分以上はこの決済日のずれによるものでした。
来週このモデルが試すこと
今回の記録を見返して、次の1週間は次の方針で進むことになりました。
- 買い出しは土曜のまとめ買い1回と火曜の補充1回という形を維持する
- 土曜のまとめ買いで、根菜や乾麺や卵のような日持ちする食材を少し厚めに買う
- 週の後半の在庫切れを防いで、食費0円の日を週2日に戻す
- 社員食堂以外の外食は、引き続き週2回までに抑える
- 毎月10日のサブスクの決済を、趣味費への計上から漏らさない
2つ目が今回の結果から出てきた新しい項目です。土曜に肉を2種類しか買わなかったために、火曜から木曜まで買い足しが続きました。日持ちする食材を厚めに持っておけば、週の後半まで在庫でつなげるという見立てになります。
3つ目は前回から持ち越しです。0円の日は前回も今回も1日ずつで、2日には届いていません。買い足しの回数が減れば、その分だけ0円の日が増える余地は出てきます。
ただ日持ちする食材を厚めに買えば、土曜の1回の金額はさらに大きくなります。1回の買い出しが3,000円を超えて見えたときに、それを使い切れているかどうかまで含めて読めるか。次回の見どころはそこになりそうです。
あわせて読みたい
この連載の第2回はまとめ買いが増えた1週間で、まとめ買いが2回に増えた週の記録です。最初の1週間は1週間の食費を追ってみたにまとめています。買った日と支払いの日がずれる仕組みそのものについては、カードの締め日と支払日|家計簿がずれる理由で別に書いています。
おわりに
買い出しの回数をまとめれば食費が下がる、という流れにはなりませんでした。減ったのはまとめ買いの金額で、その分が買い足しに移っただけだったからです。1回で週を乗り切れる量を買えているかどうかが、実際に効いている部分のようです。
それでも1日ずつ記録を残しておくと、どこが入れ替わったのかを後から追えます。今回は買い足しの回数と祝日のお昼という、2つの小さな変化がはっきり見えた1週間でした。次回は9月22日からの7日間を記録します。
くり返しになりますが、この家計簿は架空のモデルケースです。実在の個人の家計ではありません。数字の組み立てはできるだけ現実的になるよう考えていますが、あくまでひとつの例として気楽に読んでもらえたらうれしいです。



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