まとめ買いが増えた1週間|20代ひとり暮らしの家計簿モデルケース(第2回)

こんにちは、にゃんこです。家計簿モデルケース連載の第2回をお届けします。
はじめにお伝えしておくと、この連載に出てくる家計簿は実在の家計ではありません。「20代・ひとり暮らし・会社員」という条件を決めて組み立てた、架空のモデルケースの記録です。実在の個人の家計簿ではありませんので、その前提で読んでいただけたらうれしいです。
第1回では9月1日から7日までの1週間を追いかけました。今回はその続きで、9月8日から14日までの7日間の記録になります。前回の終わりに書いた「来週試すこと」が実際にどうなったのかも、あわせて見ていきます。
今回のモデルの設定
- 20代の会社員、ひとり暮らし
- 収入は月25万円という設定
- 平日のお昼は社員食堂、朝と夜は基本的に自炊
- 食べる量は多めで、ご飯はだいたい大盛り
- 趣味は音楽で、動画のサブスクにも加入している
設定は前回とまったく同じです。比べる相手がいないと数字の意味が分かりにくくなるため、条件は動かさないまま記録を続けています。記録のとり方も前回と同じで、使った日を基準にその日の支出を書き出す方式にしています。
9月8日から14日までの記録
| 日付 | 食費 | 趣味費 | 主な内訳 |
|---|---|---|---|
| 9/8(火) | 2,780円 | 0円 | 食材のまとめ買い2,130円、社員食堂650円 |
| 9/9(水) | 650円 | 0円 | 社員食堂650円。夕食はもやしと卵の炒め物 |
| 9/10(木) | 2,098円 | 1,280円 | 社員食堂600円、定食屋1,200円、グミとミニアイス298円 |
| 9/11(金) | 1,230円 | 0円 | 社員食堂650円、食パンなどの買い足し580円 |
| 9/12(土) | 3,230円 | 0円 | 食材のまとめ買い2,380円、牛丼の特盛セット850円 |
| 9/13(日) | 0円 | 0円 | 追加の買い物なし。三食とも自炊 |
| 9/14(月) | 1,410円 | 0円 | 社員食堂650円、朝食の常備品の買い足し760円 |
1週間の食費は11,398円でした。ここに趣味費の1,280円が加わるので、合計は12,678円になります。趣味費は動画のサブスクの月額で、毎月10日が決済日という設定です。
前回の食費は9,678円だったので、今回は1,720円増えた計算になります。ただ合計の数字を眺めているだけでは、どこが増えたのかは見えてきません。中身を分けてみます。
中身を分けてみる
食費の11,398円を、買い方の種類ごとに足し直してみました。
- 食材のまとめ買い(8日と12日の2回) 4,510円
- 社員食堂(平日5日分) 3,200円
- 外食(10日の定食屋と12日の牛丼) 2,050円
- 平日の買い足し(11日と14日) 1,340円
- 間食(グミとミニアイス) 298円
割合にすると、まとめ買いが約40%でいちばん大きくなりました。次いで社員食堂が約28%、外食が約18%と続きます。残りは買い足しの約12%と、間食の約3%です。
まとめ買いの内訳は、8日に2,130円と12日に2,380円という2回です。前回は9月1日の1回だけで2,748円でしたから、買い出しの回数そのものが1回から2回に増えています。8日は味噌が切れていたこと、12日は肉と卵の在庫が切れていたことが、それぞれ買い出しのきっかけになっていました。
社員食堂の合計は3,200円で、前回の3,250円とほぼ同じでした。10日だけ600円になっているのは、その日の日替わり定食の値段が違ったためです。平日の昼が5日とも社員食堂という設定なので、ここは週をまたいでもほとんど動きません。
外食は2,050円で、前回の3,410円から1,360円減りました。回数でも3回から2回に減っています。内訳は10日の木曜の夕食が定食屋で1,200円、12日の土曜のお昼が牛丼の特盛セットで850円でした。
買い足しの1,340円は、前回の記録には出てこなかった項目です。11日に食パンとヨーグルトとバナナで580円、14日に食パンと牛乳などで760円を使っています。朝食用の常備品が切れるたびに、その都度スーパーへ寄った形になっていました。
気づいたこと
前回の「来週試すこと」はどうなったか
前回の終わりに、このモデルは2つのことを試すと書いていました。金曜の外食を軽くするか回数を控えること、そして、もやしや卵のような安い食材でボリュームを出す自炊を増やすことです。
金曜にあたる9月11日の食費は1,230円でした。前回の金曜は居酒屋で1,450円を使っていて、その日の合計は2,100円です。今回の11日は外食をせず、豚こまと玉ねぎの生姜焼き丼を大盛りで作っていました。金曜1日で見ると870円減ったことになります。
安い食材の自炊も記録に残っていました。9日の夕食はもやしと卵の炒め物、12日の夕食にはもやしのナムルが添えられています。ご飯は変わらず大盛りとおかわりつきなので、量を減らして金額を下げた形にはなっていません。
外食は減ったのに食費は増えた
今回いちばん分かりにくかったのがここです。外食は1,360円減ったのに、食費の合計は1,720円増えました。差を埋めているのが食材費で、まとめ買いと買い足しを合わせると5,850円になります。前回の食材費は2,748円でしたから、3,102円の増加です。
外食を自炊に切り替えると、その分の材料は先に買っておくことになります。買った日に金額が立ち、食べる日の記録は0円に見える。この時間のずれが、1週間という短い区切りでは目立ちやすいようです。
食費0円の日が生まれた
13日の日曜は、食費が0円でした。前日に買った鶏もも肉やじゃがいもを昼と夜で使い切り、三食とも家で済ませています。記録には「食費0円で大盛り三食いけた」というメモが残っていました。
前回の1週間には、0円の日は1日もありませんでした。まとめ買いの量が増えた分だけ、在庫だけで回せる日が出てきたという見方ができます。食材費が増えたことと0円の日ができたことは、同じ出来事の表と裏にあたります。
平日と週末の関係が前回と入れ替わった
平日5日間の食費は8,168円で、1日あたり約1,634円でした。週末2日間は3,230円で、1日あたり約1,615円です。今回はほぼ同じ水準になりました。
前回は平日が1日650円でぴたりと一定、週末が1日あたり1,040円という形でした。平日のほうが明らかに安かったわけです。今回それが崩れたのは、まとめ買いの8日と外食の10日がどちらも平日に入ったからでした。
平日か週末かという区切りは、生活のリズムとしては意味があります。ただ金額の動きだけを追うなら、買い出しの日が週のどこに来たかのほうが効いているようです。
趣味費が初めて記録に出てきた
10日の木曜に、趣味費として1,280円が計上されています。動画のサブスクの月額で、毎月10日が決済日という設定です。前回の1週間には、趣味費が1円も出てきませんでした。
毎月決まった日に引き落とされるものは、週で区切ると出てくる週と出てこない週に分かれます。週ごとの合計だけを並べて比べると、この差がそのまま使いすぎのように見えてしまいます。月単位で見れば、この1,280円は毎月同じように出ていく金額です。
来週このモデルが試すこと
今回の記録を見返して、次の1週間は3つの方針で進むことになりました。
- 平日の買い足しは火曜の補充1回だけに絞り、まとめ買いは土曜の1回に集約する
- 在庫を使い切る食費0円の日を、週2日つくる
- 社員食堂以外の外食は、引き続き週2回までに抑える
1つ目は、月曜から木曜まで細かく買い足していた形をやめるという意味です。今回は11日と14日の2回でしたが、買い足しの回数が増えるほど1回あたりの金額は小さく、合計だけがじわじわ膨らんでいきます。
2つ目と3つ目は、今回の結果がそのまま土台になっています。0円の日は13日の1日だけ、社員食堂以外の外食は10日と12日の2回でした。0円の日を1日増やし、外食の回数は今回と同じに保つ形になります。
これで食費が実際に動くのかどうかは、次回の記録を見てみないと分かりません。まとめ買いを土曜の1回に寄せると、その日の金額はかなり大きく見えるはずです。そこをどう読むかも、次回の見どころになりそうです。
おわりに
1週間だけを切り取ると、買い出しの日が週のどこに入るかで合計が大きく動きます。今回の11,398円という数字も、12日のまとめ買いが翌週にずれていたら2,380円低く見えていたはずです。そう考えると、週ごとの合計だけを横に並べて比べるやり方には限界がありそうです。
それでも1日ずつ記録を残しておくと、増えた理由が外食なのか食材なのかを後から分けられます。今回はそれがはっきり出た1週間でした。次回は9月15日からの7日間を記録します。
あわせて読みたい
この連載の第1回は1週間の食費を追ってみたです。家計簿アプリそのものの比較は、初めての家計簿アプリ選びで別にまとめています。
くり返しになりますが、この家計簿は架空のモデルケースです。実在の個人の家計ではありません。数字の組み立てはできるだけ現実的になるよう考えていますが、あくまでひとつの例として気楽に読んでもらえたらうれしいです。



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