買い出しが2回に戻った週|20代ひとり暮らしの家計簿モデルケース(第5回)

こんにちは、にゃんこです。家計簿モデルケース連載の第5回をお届けします。

はじめにお伝えしておくと、この連載に出てくる家計簿は実在の家計ではありません。「20代・ひとり暮らし・会社員」という条件を決めて組み立てた、架空のモデルケースの記録です。実在の個人の家計簿ではありませんので、その前提で読んでいただけたらうれしいです。

前回は9月22日から28日までを追いかけました。今回はその続きで、9月29日から10月5日までの7日間になります。月をまたぐ週なので、9月の締めの数字も少しだけ見てみます。前回の終わりに書いた「来週試すこと」がどうなったのかも、あわせて確認していきます。

今回のモデルの設定

  • 20代の会社員、ひとり暮らし
  • 収入は月25万円という設定
  • 平日のお昼は社員食堂、朝と夜は基本的に自炊
  • 食べる量は多めで、ご飯はだいたい大盛り
  • 趣味は音楽で、動画のサブスクにも加入している

設定は第1回から変えていません。記録のとり方も同じで、お金を使った日を基準にその日の支出を書き出す方式にしています。

前回の週は祝日が2日入っていましたが、今回は祝日のない普通の1週間です。月曜から金曜まで5日とも社員食堂が開いていて、土日が休みという並びになりました。

9月29日から10月5日までの記録

日付食費趣味費主な内訳
9/29(火)1,726円0円社員食堂650円、火曜の補充1,076円(味噌・玉ねぎ・豚こま300グラム)
9/30(水)650円0円社員食堂650円のみ。夕食は前日の豚こまで豚丼
10/1(木)650円0円社員食堂650円のみ。残りの豚こまと野菜で豚汁
10/2(金)1,900円0円社員食堂650円、金曜夜は中華料理屋で1,250円
10/3(土)2,838円0円食材のまとめ買い2,838円。外食はなしで三食とも自炊
10/4(日)0円0円追加の買い物なし。前日に買った食材で三食まかなった
10/5(月)650円0円社員食堂650円のみ。残りの卵と野菜で卵とじ丼
食費の合計は8,414円、趣味費は0円でした

1週間の食費は8,414円でした。趣味費は0円だったので、合計も同じ8,414円です。前回は8,720円でしたから、306円の減少になります。

5週ぶんを並べてみます。第1回は9,678円で第2回は11,398円、第3回は10,592円で第4回は8,720円でした。今回の8,414円は、そのなかでいちばん低い数字です。前回に続いて、2週連続で最低を更新した形になりました。

なお動画サブスクの決済日は毎月10日なので、この週には入っていません。趣味費が0円なのはそのためです。

中身を分けてみる

食費の8,414円を、買い方の種類ごとに足し直してみました。

  • 社員食堂(5日分) 3,250円
  • 土曜のまとめ買い(10月3日) 2,838円
  • 社員食堂以外の外食(10月2日の1回) 1,250円
  • 火曜の補充(9月29日) 1,076円
  • 間食の単独の買い物 0円

割合にすると、社員食堂が約39%でいちばん大きくなりました。まとめ買いが約34%、外食が約15%、火曜の補充が約13%と続きます。前回はまとめ買いが約63%で頭ひとつ抜けていましたから、今回は社員食堂が先頭に入れ替わった形です。

まとめ買いと補充を合わせた食材費は3,914円で、全体の約47%でした。お店で食べたぶんは社員食堂と外食で4,500円になり、約53%です。食材費よりお店のほうが多くなったのは、第2回から第4回までの3週とは逆の並びです。

土曜のまとめ買いの中身

10月3日の2,838円を、4つに分けてみました。食パン・牛乳・卵・ヨーグルト・バナナという朝食の常備品が1,070円。肉が1,078円で、豚こま300グラムの580円と鶏もも肉2枚の498円です。野菜はキャベツ・にんじん・玉ねぎで534円、残りの156円が豆腐2丁でした。

朝食の常備品は、今回も1,070円ちょうどでした。前回の9月23日と26日に続いて、3回連続で1円も違いません。品目が5つで固定されていて、どれも同じ値段で買えているためです。食費のなかでこの部分だけは、毎回ほぼ決まった金額として読めるようになってきました。

火曜の補充は3品だけ

9月29日の補充は1,076円で、買ったのは味噌の298円と玉ねぎ3個の198円、豚こま300グラムの580円の3品だけでした。朝食の常備品は前の週の土曜に買った分が残っていたので、ここでは買っていません。

この豚こま300グラムは、30日の豚丼で200グラム、1日の豚汁で100グラムと使われています。補充の肉が2日分の夕食になって、金曜は外食、土曜は次のまとめ買いへとつながりました。

社員食堂は5日ともフルに出た

社員食堂の合計は3,250円で、5日分が全部出ています。この連載で社員食堂の日数は、第2回が5日で第3回が4日、第4回が3日でした。祝日で減っていた日数が、今回で5日に戻った形です。

前回と比べると、社員食堂は1,950円から3,250円へと1,300円増えました。1日650円という単価は変わっていないので、増えたのは日数の分だけです。

気づいたこと

前回の「来週試すこと」はどうなったか

前回の終わりに、このモデルは4つのことを試すと書いていました。1つ目は買い出しを土曜のまとめ買いと火曜の補充の2回に戻すことで、2つ目は火曜に肉を2〜3食分まとめて確保することです。3つ目は食費0円の日を週2日に保つことで、4つ目は社員食堂以外の外食を週2回までに抑えることでした。

1つ目は、今回いちばんきれいに形になった項目です。買い出しは9月29日の火曜と10月3日の土曜の2回で、曜日もそのとおりでした。前回は回数こそ2回でも、水曜と土曜にずれていました。

2つ目の肉は、火曜に豚こまを300グラム買っています。使われたのは水曜と木曜の夕食で、ちょうど2食分でした。木曜以降に臨時の買い足しは入っていないので、その点では狙いどおりに進んでいます。ただ木曜の夜で肉は尽きていて、余裕はあまりありませんでした。

4つ目の外食は、10月2日の金曜に中華料理屋へ行った1回だけです。上限の2回には収まっています。

届かなかったのは3つ目でした。食費0円の日は10月4日の日曜だけで、週2日には届いていません。前回は2日あったので、また1日に戻った形です。

0円の日を作れる日が限られていた

0円の日が1日になった理由を、曜日ごとに見てみました。平日の5日は社員食堂が開いているので、お昼の650円が必ず入ります。土曜はまとめ買いの日なので、こちらも0円にはなりません。

そうなると、0円になれるのは日曜の1日だけです。前回は祝日で社員食堂が休みの日があって、そこが0円になっていました。祝日のない週では、週2日という目標はもともと届きにくい形だったことになります。

減った306円の内訳

合計は前回より306円減りました。項目ごとの差を並べると、食材費が1,556円の減少、外食が50円の減少です。そのうえで社員食堂が1,300円増えていて、差し引きで306円の減少という計算になります。

合計だけを見ると小さな差ですが、中身はかなり大きく動いていました。社員食堂が日数の分だけ増えて、食材費がそれ以上に減ったという入れ替わりです。

食材費がはじめて大きく下がった

前回の記事では、食材費は3週でほとんど動いていないと書きました。第2回が5,850円、第3回が5,424円、第4回が5,470円です。それが今回は3,914円で、前回より1,556円低くなっています。

記録のメモを追うと、理由のひとつは週の始まり方にありそうです。9月29日と30日の朝食には、前の週の土曜に買った食パンや卵が使われていました。この分は前回の記録に入っているので、今回の食材費には出てきません。

もうひとつは、週の半ばに冷蔵庫がほぼ空になっていたことです。10月2日の朝はご飯と玉ねぎの味噌汁だけで、間食もありませんでした。3日の朝は具のない味噌汁とふりかけで、買い出しの前に済ませています。買い足しをせずに土曜まで待った結果、そのぶん食材費が低く出たと読めます。

つまり食べる量が減ったというよりは、前の週の在庫を使ったことと、在庫が切れた状態で数日過ごしたことが重なっていたようです。1週間ごとの区切りで見ると、こうした在庫の持ち越しがそのまま数字に出てきます。

社員食堂だけの日は3日

平日の5日のうち、食費が社員食堂の650円だけだった日は9月30日・10月1日・10月5日の3日でした。残りの2日は、火曜の補充と金曜の外食が乗った日です。

650円だけの日の夕食は、どれも前日までに買った食材の残りで作られていました。30日と1日は火曜の豚こまで、5日は土曜に買った卵と野菜です。買い出しの日の翌日から数日は、こうした650円の日が続きやすいようでした。

出勤した日と休みの日

出勤した5日は合わせて5,576円で、1日あたり約1,115円でした。休みだった2日は2,838円で、1日あたり約1,419円です。前回と同じく、休みの日のほうが1日あたり高く出ています。

休みの日の2,838円は、土曜のまとめ買いとまったく同じ金額でした。日曜は0円なので、休みの日の数字はほぼ買い出しの金額そのものです。前回も同じ理由でこの差が出ていて、平日と週末の比較はやはり買い出しの日がどこに来るかで決まってしまうようです。

金曜は5週連続で1,000円超え

10月2日の金曜は1,900円でした。社員食堂の650円に、中華料理屋の回鍋肉定食1,250円が乗った形です。これで金曜は5週続けて1,000円を超えたことになります。

この日のメモには、冷蔵庫に玉ねぎ1個と味噌しか残っていなかったと書かれていました。翌日のまとめ買いまで家で作れるものが少なかったことも、金曜の外食につながっていたようです。

9月を締めてみると

この週には9月30日の月末が入っています。このモデルでは、家賃や光熱費などの固定費を月末にまとめて計上する設定です。9月の固定費は88,000円で、住居費と水道光熱費が約75,000円、通信費・保険・日用品などが約13,000円という概算になっています。

9月1日から30日までの食費は42,764円、趣味費は動画サブスクの1,280円でした。固定費と合わせると、9月の記録上の支出は132,044円です。収入25万円という設定に対して、だいたい半分ほどの位置になりました。

来週このモデルが試すこと

今回の記録を見返して、次の1週間は次の方針で進むことになりました。

  • 買い出しは火曜の補充1回と土曜のまとめ買い1回という2回の形を続ける
  • 火曜は肉を500グラム前後の大容量パックにして、もやしと豆腐も合わせて木曜から金曜までの夕食3食分を確保する
  • 食費0円の日の目標は日曜の1日に改めて、その代わりに平日は社員食堂だけ(650円)の日を週4日にする
  • 社員食堂以外の外食は週2回まで、土曜のまとめ買いは2,000円台に収める

1つ目は、今回うまく回った形をそのまま残しています。前回の記事で書いた曜日のとおりに、2回の買い出しが収まっていました。

2つ目は、今回の肉の量を受けた変更です。300グラムの豚こまは木曜の夜で尽きていて、金曜は外食になりました。量を500グラム前後に増やして、金曜の夕食まで家の食材で届くかどうかを見る形になります。

3つ目は、目標の数え方そのものを変える項目です。祝日のない週は、0円になれる日が日曜しかありませんでした。そこで平日のほうに目を移して、650円だけの日を数えることになりました。今回は3日だったので、あと1日増やせるかが見どころになりそうです。

あわせて読みたい

この連載の第4回は買い足しゼロの1週間で、祝日が2日続いた週の記録です。モデルの設定を最初に組み立てた回は1週間の食費を追ってみたにまとめています。月末にまとめて計上する支出と記録の日付の関係については、カードの締め日と支払日|家計簿がずれる理由で別に書いています。

おわりに

食費は5週でいちばん低い8,414円になりました。ただ中身を見ると、社員食堂が増えた分を食材費の減少が上回ったという入れ替わりでした。食材費が下がった背景には、前の週の在庫と週半ばの品薄が重なっていたようです。

買い出しの形が整った週だったので、次は肉の量を増やした火曜がどう効くかを見ていきます。次回は10月6日からの7日間を記録します。

くり返しになりますが、この家計簿は架空のモデルケースです。実在の個人の家計ではありません。数字の組み立てはできるだけ現実的になるよう考えていますが、あくまでひとつの例として気楽に読んでもらえたらうれしいです。

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