カードの締め日と支払日|家計簿がずれる理由

こんにちは、にゃんこです。家計簿をつけていると、カード払いのところで手が止まることがあります。使ったのは先月なのに、引き落とされるのは今月。この記事では、そのずれがどこから来るのかを整理してみます。
締め日と支払日は別のもの
クレジットカードには、締め日と支払日という2つの日付があります。締め日は、その月の利用分を集計して区切る日です。支払日は、集計された金額が口座から引き落とされる日になります。
たとえば締め日が15日で支払日が翌月10日のカードなら、こうなります。
- 8月16日〜9月15日に使った分が、ひとまとまりになる
- その合計が、10月10日に口座から引き落とされる
つまり9月14日の買い物と9月16日の買い物では、引き落とされる月が1か月ずれます。カードの明細を見ていて金額の感覚が合わないときは、たいていこの区切りが原因です。
締め日はカード会社ごとにバラバラ
締め日と支払日の組み合わせは、カード会社によって違います。代表的なパターンを並べてみます。
| 締め日 | 支払日 | ずれの目安 |
|---|---|---|
| 月末 | 翌月26日 | 約1〜2か月 |
| 15日 | 翌月10日 | 約1か月 |
| 5日 | 当月末 | 数日〜1か月弱 |
複数のカードを使い分けている場合、締め日も支払日もカードごとに違うことが多いです。財布の中のカードが2枚、3枚になると、どの支払いがどの月分なのか把握しづらくなるのはこのためです。
スマホ決済やコード決済をクレジットカードにひも付けている場合も、実際の引き落としは元になっているカードの締め日に従います。決済アプリの利用履歴だけを見て家計簿をつけていると、締め日のずれに気づきにくいので、月末には元のカード明細も一度確認しておくと安心です。
家計簿での書き方は2通りある
この「使った日」と「払った日」のずれをどう扱うかで、家計簿のつけ方は2通りに分かれます。
ひとつは、使った日に記録する方法です。9月14日にスーパーで3,000円使ったなら、9月14日の食費として書きます。もうひとつは、引き落とされた日に記録する方法です。この場合は10月10日に、カード利用分としてまとめて書きます。
経理の世界では、この2つに名前がついている
実はこの2つの考え方には、会計の用語があります。使った時点で記録するやり方を発生主義、お金が動いた時点で記録するやり方を現金主義と呼びます。会社の決算は原則として発生主義です。
家計簿の場合、どちらにも良さがあります。使った日に記録すると、その月に自分が何にいくら使ったのかが分かります。引き落とし日に記録すると、口座の残高と家計簿の数字が一致します。
会社の経理では発生主義が基本になっていますが、これは取引先や株主に対して、実態に近い経営の成績を示す必要があるためです。家計簿は自分のためのものなので、どちらが正しいということはありません。目的に合わせて選べば十分です。
大事なのは、どちらかに決めること
困るのは、両方が混ざっている状態です。使った日に書いた月と、引き落とし日に書いた月が混在すると、合計が実態と合わなくなります。
家計簿アプリの多くは、カードを連携すると利用日で自動的に記録します。手入力の部分だけ引き落とし日で書いていると、そこがずれの原因になります。自分の家計簿がどちらの方式なのかを一度確かめておくと、後から数字を追いやすくなります。
アプリを乗り換えたときも注意が必要です。前のアプリでは利用日基準だったのに、新しいアプリは引き落とし日基準だった、という組み合わせだと、月をまたぐ支払いが二重に計上されたり、逆に抜け落ちたりすることがあります。乗り換えの直後は、1か月ほど手元の明細と突き合わせて確認しておくと安心です。カード会社が発行するウェブ明細と家計簿アプリの数字がずれているときも、たいていはこの基準の違いが原因になっています。
複数のカードを使い分けているときの工夫
カードを2枚、3枚と使い分けている場合は、それぞれの締め日を一覧にしておくと管理がぐっと楽になります。手帳やスマホのメモに、カード名と締め日、支払日を並べて書いておくだけで十分です。
特に固定費の支払いに使うカードと、日々の買い物に使うカードを分けている方は、締め日がずれていると1か月の支出が二重に見えたり、逆に抜けて見えたりします。家計簿をつけるときは、まず自分が持っているカードの締め日をすべて紙に書き出してみるところから始めると、全体像がつかみやすくなります。
ボーナス払いや分割払いはさらにずれる
ちなみに、ボーナス払いや分割払いを使うと、このずれはさらに長くなります。ボーナス払いは年に1〜2回の指定月にまとめて引き落とされる仕組みで、利用した月から半年近く離れることもあります。
分割払いやリボ払いの場合は、引き落としが数か月から1年以上続くこともあります。使った日に一括で記録すると、その月の支出が実際より大きく見えてしまいます。分割分は引き落としのたびに記録すると決めておくと、管理しやすくなります。カード払いの記録に迷ったら、まず自分の使っているカードの締め日と支払日を確認してみてください。



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