先取り貯金のやり方|続けやすい口座選びのコツ

「気づいたら、今月もお金が残っていない」。そんな悩みを解決する方法のひとつが、先取り貯金です。今回は、先取り貯金の基本的なやり方と、おすすめの口座の選び方をまとめました。にゃんこ自身、経理の仕事で入出金の管理に触れる機会が多いので、その視点も交えてお伝えします。仕組みさえ作ってしまえば、意志の力に頼らずに貯金を続けられます。

先取り貯金とはどんな仕組み?

先取り貯金とは、給料が入ったらすぐに一定額を貯金用の口座へ移し、残ったお金で生活する貯め方のことです。「余ったら貯金する」という順番を逆にするだけで、貯蓄のしやすさが大きく変わります。人は手元にお金があると、つい使ってしまいがちなので、先に取り分けておくことが継続のコツになります。「貯金が苦手」と感じている人ほど、この順番の入れ替えによる効果を実感しやすいと言われています。

先取り貯金が続けやすい理由

判断する回数を減らせる

毎月「今月はいくら貯金できるか」を考える必要がなくなるため、判断疲れを防げます。先に金額を決めてしまえば、あとは自動的にお金が動く仕組みを作るだけです。

使えるお金が明確になる

先取り貯金をすると、残ったお金が「今月使える金額」だとはっきりします。曖昧なまま生活費を使うより、使える範囲を最初から把握できるほうが、家計管理がしやすくなります。

先取り貯金のやり方

STEP1:毎月の貯金額を決める

まずは無理のない範囲で、毎月いくら貯金するかを決めます。最初は少額からでも構いません。

STEP2:貯金専用の口座を用意する

生活費の口座とは別に、貯金専用の口座を用意します。口座を分けることで、貯金分を使ってしまうことを防ぎやすくなります。

STEP3:自動振替の設定をする

給料日の直後に、貯金専用口座へ自動で振り替わるよう設定します。手動で移す方式だと、忘れてしまったり、つい先延ばしにしてしまったりすることがあります。

STEP4:貯金額を定期的に見直す

生活の変化に合わせて、貯金額が無理のない範囲かどうかを、定期的に見直します。昇給や支出の変化があったタイミングは、見直しのよいきっかけになります。

先取り貯金と天引き貯金の違い

会社によっては、給与から天引きされる財形貯蓄などの制度を利用できる場合もあります。天引き貯蓄は、給料が振り込まれる前に貯金分が差し引かれるため、先取り貯金よりさらに手間がかからない方法です。制度がある会社に勤めている場合は、こうした仕組みとあわせて活用するのもおすすめです。

貯金額の決め方の目安

貯金額に迷った場合は、手取り収入の1割程度から始めてみるのがひとつの目安です。すでに家計簿アプリなどで支出を把握できている人は、固定費を見直した分を貯金に回すという考え方もおすすめです。数か月続けてみて、生活に無理がないと感じたら、少しずつ割合を増やしていくのもよい方法です。固定費の見直し方については、以前の記事もあわせてご覧ください。

おすすめの口座選びのポイント

生活費の口座と分ける

先取り貯金専用の口座は、普段使いのキャッシュカードとは別に用意しましょう。同じ口座に入れていると、つい貯金分まで使ってしまいやすくなります。口座を分けておくだけで、残高を見たときに「使えるお金」と「貯めているお金」を一目で区別できるようになります。

引き出しにくい仕組みを選ぶ

ATMの利用に手間がかかる銀行や、引き出し手数料がかかる口座を選ぶことで、心理的なハードルを作れます。逆に使いやすすぎる口座は、貯金の目的には向いていないこともあります。

金利や特典もチェックする

同じ貯めるなら、金利が高めのネット銀行や、目的別に口座を分けられるサービスを活用するのもおすすめです。ちょっとした違いですが、長期間続けると差が出てきます。

自動積立定期預金を活用する

多くの銀行では、毎月決まった金額を自動的に積み立てる、自動積立定期預金というサービスを用意しています。一度設定すれば、あとは自動で貯金が進むため、先取り貯金の仕組みと相性がよい方法です。満期を待たずに引き出せる場合が多いので、急な出費が必要になったときも対応しやすいというメリットがあります。

先取り貯金を続けるコツ

いきなり大きな金額から始めようとすると、生活が苦しくなって続かなくなることがあります。少額からスタートし、慣れてきたら少しずつ金額を増やしていくのがおすすめです。ボーナスが入ったときなど、臨時収入の一部を貯金に回す仕組みも、あわせて作っておくと安心です。

貯金の目的を分けて考える

先取り貯金をする際は、何のための貯金なのかを、あらかじめ分けて考えておくと管理しやすくなります。生活防衛資金なのか、旅行や家電購入などの近い将来の出費なのかによって、貯めるペースや置き場所を変える人も多いです。目的別に口座やサービスを使い分けることで、途中で使い込んでしまうリスクも減らせます。

NISAとの使い分けについて

先取り貯金は、あくまで生活防衛資金など、すぐに使う可能性のあるお金を貯める方法です。当面使う予定のない資金については、NISAなどの制度を活用した投資も選択肢になります。まずは先取り貯金で生活防衛資金を用意し、そのうえで余裕が出てきたら投資に回すという順番が、無理のない進め方と言えます。それぞれの役割の違いについては、以前の記事もあわせてご覧ください。

先取り貯金に関するよくある質問

Q. 先取り貯金はいくらから始めるべき?

決まった金額はありませんが、無理なく続けられる金額から始めることが大切です。まずは少額から試してみて、生活への影響を確認しながら調整するとよいでしょう。

Q. 貯金用口座はどの銀行を選べばいい?

引き出しにくさや金利、手数料などを比較して選ぶとよいでしょう。ネット銀行は金利が高めな傾向があり、目的別口座機能を持つサービスも増えています。

Q. 生活費が足りなくなったらどうする?

貯金額が生活に対して多すぎる可能性があります。無理に続けようとせず、まずは金額を見直すことをおすすめします。

Q. 複数の口座に分けて貯金してもいい?

目的別に口座を分けて貯金する方法は、管理のしやすさという点でおすすめです。それぞれの口座の残高を定期的に確認する習慣をつけておくと、全体の把握もしやすくなります。

まとめ

先取り貯金は、給料が入ったらすぐに一定額を貯金用口座へ移すことで、意志の力に頼らず貯蓄を続けられる方法です。生活費の口座とは分けた専用口座を用意し、自動振替の仕組みを作っておくことがポイントです。無理のない金額から始めて、生活の変化にあわせて見直しながら続けていきましょう。この記事が、貯金を無理なく続けるきっかけになれば嬉しいです。

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貯金に回せる額を増やすなら、家計改善は固定費からの固定費の見直しが近道です。記録の道具は初めての家計簿アプリ選び、実際の1週間の使い方は20代ひとり暮らしの家計簿モデルケースで追いかけています。

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